住宅ローンでよく聞く「ペアローン」って、どういうもの?

日付:22年03月15日 火曜日カテゴリ: スタッフブログ

こんにちは!リアルサービスの広報担当です。
本日は、住宅ローンで気になる「ペアローン」の制度についての説明をしましょう。
どのような人が活用すればメリットが大きいのでしょう?

 

◆家族やパートナーと二人で組める住宅ローン

 

 

「ペアローン」とは、一つの物件に対して二人の債務者が住宅ローンの契約を結ぶものです。

ペアローンを組めるのは、夫婦、親子、同性パートナーで、債務者は2名まで。1親等以内の家族間で利用することができます。

互いの収入を合算して物件の購入に充てられるため、共働きの夫婦にとっては、1人だけで契約するよりも借入れの上限額を上げられる点がメリットです。

住宅ローンには他にもいくつかの種類がありますが、今回はペアローンの特徴についてお話ししましょう。

 

◆夫婦別々に契約するのがペアローンの特徴

 

ペアローンの一番の特徴は、夫婦それぞれが住宅ローンを契約する形になる点です。一つの購入物件に対して、2本の住宅ローンを組むことになるのですね。

この場合、どちらかが主たる契約者というわけではなく、それぞれが、自身が契約した住宅ローンに対する返済義務を追うことになります。

当然、収入の差があれば金利も変わります。
収入の多い方が返済比率が高くなるため、そちらを長期固定金利で契約し、収入の低い方は変動型にして金利の低さを上手に利用する、という複雑な手法も可能になります。

ペアローンを選ぶメリットとして、もう一つ嬉しいのは、それぞれが住宅ローン控除を受けられること。
控除は住宅ローンを組んだ名義人のみに適用できるものですが、ペアローンは夫婦それぞれが名義人となるため、二人とも活用できるのですね。

メリットが多いペアローンですが、名義人が2名になることで諸費用や金利も2倍になり、団体信用生命保険も各々で加入する必要が生じます。

また、お互いが相手の連帯保証人になることなど、満たすべき要件が他にも定められています。

ペアローンを検討する際は、詳細を仲介の担当者に確認し、メリットとデメリットをよく検討して決めましょう。