上手に売る方法
売り買いのタイミングを図る
先に売り出す
買い換えをする場合、売却と購入のタイミングを上手に図ることが必要です。そのためにはどうしたら良いでしょう?
購入物件が決まっていなくても、先に売り出すのが良いでしょう。なぜなら、一般に売り出してから契約までに2~3ヵ月程かかり、引渡し・残金受領が 2~3ヵ月後となるので、その間に購入する物件を決め、売却スケジュールに合わせて住み替えや資金繰りを円滑にする契約にすれば良いからです。不動産価格が下落傾向にある場合には、現在のより良い価格で売却し、より安くなった物件を購入することにもなります。しかしマイホームを先行売却したが購入 物件が決まらない場合、賃貸住宅等に一時住みながら住宅を探すことになりますが、このようにして住み替えを成功させ満足したお客様も多数おられます。
タイミング良く売却できない時は
ところで、購入する住宅を先に決めた場合は、タイミング良く売却できないときの対策が必要になります。購入の売買契約書 に「万一○○の住宅が○年○月○日までに○○○○万円以上で売却できない場合、買主は本売買契約を白紙解約できるものとし、この場合売主は受領した手付金等の金員を即時無利息にて返還する」という条項を入れれば、問題をクリアできます。
なお、買い換えローンを使って購入契約を完了させて新居に引越し、売却をそのまま継続する方法もあります。買い換えは、これらの諸問題をキチンと説明し、親身に対応する会社・営業マンに依頼しましょう。
住宅診断で安心のお取引(ホームインスペクション)
より早くより良い条件で住宅を売却するには、買主様の気持ちを考える必要があります。買主様の誰もが、購入する住宅に欠陥がないか、購入後に欠陥を見つけたらどうなるのか、不安をもっています。これにキチンと応えることが重要です。
中古住宅を売却した場合、売主には瑕疵(かし=通常備えるべき品質を備えていない=欠陥)を担保する無過失責任があると、民法で定められています。しかし、売主が修理や費用負担に容易に応じてくれないため買主が泣き寝入りをしている例、また合理的理由がないにもかかわらず売主の瑕疵担保責任を免除している契約の例があります。これでは買主様が不安に思うのは当然でしょう。
買主様の気持ちを考えた安心サービス
リアルサービスでは、安心して中古住宅を購入していただくために第三者機関による「ホームインスペクション(住宅診断)」の報告書を購入者に開示しています。
公認のホームインスペクター(住宅診断士)が建物の状態を客観的に診断し、シロアリや雨漏りの有無だけでなく、建物劣化状況や手直しの必要性などについて画像を添付して報告します。買主は建物のコンディションを知った上で購入しますので引き渡し後のトラブルを制御することができます。
ホームインスペクション「付き」「なし」の住宅があった場合、買主はどちらを選ぶでしょう?インスペクション付きで売り出して、買主様も売主様も安心でき満足できる契約をしましょう。
物件の魅力を高める。
住宅を売り出す際は、特に中古住宅の場合は、物件を買主にとってできるだけ魅力的なものにする努力が必要です。中古車をディーラーに売りに出す際を考えてみてください。使用中の車をそのままぽんと持っていっても、あまり高い値段でディーラーは下取りしてくれませんが、ボディーにワックスをかけて見違えるようにぴかぴかにし、車内を丁寧に掃除してほこりひとつ付いていない状況にして持っていったらどうなるか、実際の例で40万円も高く買い取ることをディーラーが申し出たケースを知っています。
住宅もこれと全く同じです。外観が魅力的になるように工夫し、屋内に入っても、ああこれだったら住んでみたいと思ってもらえるようにきれいに清掃し、整理整頓するということが必要になります。
それにはどうしたら良いか、リアルサービスでは、売りをお考えになる方々にプロとしてのアドバイスを差し上げています。
中古だから値段が低くても仕方ない、という考え方が昔はありましたが、そうした考え方はもう古い考え方です。住宅の耐久性も高まってきていますし、魅力あるように物件を提示すれば、できるだけ高く売却することが可能なのです。